社長メッセージ

株主、投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2025年3月期連結決算では、業界市場が低迷する中、地道な拡販活動を展開し、製造経費や販管費などのコスト削減にも全社一丸となって取り組んだ結果、売上は微減に留まりましたが、営業利益は大きく上回りました。
経常利益は、為替差損の影響で予想を若干上回るにとどまりましたが、当期純利益は、投資有価証券売却益を計上したため、予想を上回る結果となりました。
今年度につきましては、地政学リスクや諸費用高騰だけでなく、米国の関税措置がもたらす影響など、依然として先行き不透明な状況で推移するものと思われます。
このような状況のなか、引き続き諸経費の削減に取り組むのはもちろんの事、国内外の不採算事業からの撤退を進め、体質の強化に努めて参ります。
販売に関してましては、EV関連や非自動車関連の新規受注、注力しているEV充電器では、多用なニーズに応えたバリエーションで大手需要家からの受注も着実に増えてきております。
また、今年度より研究開発拠点であるけいはんなR&Dセンターでは、開発本部を新設し、EV充電器を核とした通信とエネルギーマネジメント分野への進出や、非自動車関連製品も含めた環境配慮型の事業を積極的に展開し、事業構造改革を加速してまいります。
株主、投資家の皆様におかれましては、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
取締役社長
KADO Takashi